「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで1000～3000m（上限20秒ペース）、週2回は坂路1本（15～18秒ペース）のメニューで調整中です。この中間も順調に進められていて、週1回は15-15も織り交ぜ始めました。千田調教師からは『来週の帰厩を考えている』と聞いているので、このまま態勢を整えていきます」（担当者）

★8/31（日）新潟・両津湾特別（ダ1800m・混）C.ルメール騎手 結果2着

「チークピーシーズが効いて最後まで集中して走れていたし、手応えもだいぶ良くなっていました。今後も着けた方がいいですね。向正面に入ってから勝負どころまでの雰囲気がよくて、直線でも期待通りに伸びています。最後は差し切りたかったけど…道中のペースも遅くて、勝った馬とは3kg差がありましたからね。馬はよく頑張ってくれました」（C.ルメール騎手）

「現在は角馬場でダクと、馬場をハッキングキャンターで1000～2000m、坂路コースを1本（17秒ペース、週1回は15秒ペース）のメニューで調整中です。緩ませないように進めてきて、今週から15-15をおこなっていますが、脚元、体調面ともに落ち着いていますよ。余裕や元気もあるので週末にもう1本強めをおこなうつもり。藤野調教師から『近々トレセンに入れるつもり』と言われています」（担当者）

この中間も様子を見てきましたが、右前球節がなかなかすっきりしてこないため獣医師に診てもらったところ、種子骨靭帯に触診痛が認められ半年以上の休養が必要と診断させています。完治したとしても本来のパフォーマンスを発揮できるか不確かで、来年6歳になる年齢も踏まえて管理する山中尊徳調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。今後はオカダスタッドにて繁殖牝馬となる予定です。
ベルシャンソン号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。

「まずはこのようなご報告をせねばならず申し訳ございません。先週末の時点では右前の患部にまだ腫れが残っていたため詳細な診察は出来ませんでしたが、週が明けてから大分腫れも引いてきて、曳き運動での歩様も問題なかったことから、軽く乗って確認してみようと考えていたところ。その前に獣医師の判断を仰ごうと思い、今日診てもらったんです。そうしたら、患部に触診反応があり種子骨靭帯にダメージを負っていることが判明。レース後に比べたら大分良化してきて常歩程度なら問題ないのですが、競走馬には大事な箇所で最低でも半年以上の休養が必要との診断があったため、ここで現役を諦めることにしています。前走でスタート直後に躓いた際に、何とか踏ん張ろうと思って自分の後肢でぶつけてしまったよう。相当の力で蹴ってしまっているので、ダメージが大きかったのでしょう。それでもあれだけ走ってこられたように、まともに競馬が出来ていればと思うところ...。こちらで僅か一戦でしたし、何よりもベルシャンソンの力を発揮させてあげられなかったことが残念でなりません。無事に繁殖に上がれることは良かったと思いますし、いいお母さんになってくれることを願っています」（山中尊徳調教師）

「この中間も順調に進められています。今年は本当に暑さが厳しいのですが、バテたりする様子は全く見られませんし、調子の変動もないので調整しやすいですよ。とても心房細動をやった馬には思えませんし、体質面もここにきて強化されているのかもしれません。こちらの水が合っているのかもしれませんしね。まだ負荷を強めるには早いので、このまま緩ませないように乗っていきます」（水野貴史調教師）

24日（日）に函館競馬場のWコースで5ハロン70.9-55.2-40.8-13.3を単走で馬ナリに追われ、29日（金）に札幌競馬場のダートコースで5ハロン66.2-51.2-38.6-12.4を単走で馬ナリに追い切りました。「函館競馬場が開いているのは今週までということで札幌競馬場への輸送も控えていましたし、WASJに向けて一度態勢を整えていたので、先週末は軽めの内容に留めてさらっと追い切っています。動きとしてはもう一段上がってきてもと感じたので、札幌競馬場に移動してからの今朝はもう少し時計を詰めておこないました。これがいい刺激となってくれれば。ゴールドシップ産駒とはいえ荒れた馬場がいいわけではないが、早い時計よりも掛かった方がいいのはあります。このクラスだとパンパンの良馬場は厳しいのは否めませんので、最終週の馬場でどれだけやれるか。鞍上については調整中です」（新谷功一調教師）

★8/31（日）札幌・3歳上1勝クラス（ダ1700m・牝）▲舟山瑠泉騎手 結果8着

「距離を延ばしての1戦でしたが、今日みたいに引っ張ったり抱えたりせず、リズムよく走れればノドに影響はなさそうですね。折り合いも問題なかったですし、チークの効果というより外目を通ったことで、他馬を気にする面もなかったです。内容としては悪くなかったので、こういう条件でもいいかもしれません」（舟山瑠泉騎手）

「現在はダートコースでダクとハッキングを2000m（18～20秒ペース）のメニューで調整中です。暑い日が続いているので少し心配していましたが、疲れやバテる様子などはなく、飼い葉食いも良いですね。体調も良さそうですよ。今週に入っても暑さは変わらないのでペースは上げずに進めているところ。様子を見ながらペースアップのタイミングを探っていきます」（担当者）

★8/28（木）船橋・勇魚特別 B3(二)（ダ1600m）本田正重騎手 結果8着

これまでの戦歴および現状を踏まえ、新井清重調教師と協議をおこなった結果、浦和競馬へ転籍することとなりました。
浦和競馬・宇野木博徳 （ウノキヒロノリ）厩舎への転厩が決定しており、明日30日（土）に野田トレーニングセンターに入厩する予定です。

「昨日はいい結果とならずに申し訳ありませんでした。休養前はこのクラスでも0.3秒差の3着に来ているだけに、ここ2戦の内容は物足りないですよね。大分良くなってきたとはいえ、いい頃とあどを踏まえてクラブ側とも協議をした結果、良績のある浦和に移籍することとなりました。まだやれる馬だと思いますし、私のところで手掛けられないのは残念ですが、ダイヤモンドビーチの活躍を願っています。ここまでありがとうございました」（新井清重調教師）

「現在は30分のウォーキングマシンのあとに、角馬場で常歩、周回コース1200mをダク、ハッキングキャンターのメニューで調整中です。今週からキャンター1200mをハロン30秒台前半までペースアップして乗っています。依然として脚元は問題ないので、来週も更にタイムを詰めようと考えているところ。体調面にも不安はありませんし、順調に進められていますよ」（担当者）

★8/23（土）新潟・岩室温泉特別（ダ1200m・混）伊藤工真騎手 結果9着
この後はトレセン近郊のヒモリファームで調整することになり、近日中に移動する予定です。

「終いもう少し伸びてほしかったのはありますが、競馬の内容自体は着順ほど悪いイメージはないですね。ただ出遅れがなければあと1～2つくらいは着順も上げられたはずで、そこは勿体なかったですし、次回はしっかり対策を練って臨みたく考えています。レース後も馬体、脚元ともに異常なく、水曜から乗り出しを再開しました。使って大きなダメージは見られないものの、除外により予定が延びたことも影響してか、若干硬さは感じられるところ。東京開催に備え、ここでひと息入れてあげるのがベストでしょう。軽くリフレッシュさせてから、4回東京開催後半（10/18～）を目標に進めていくつもりです」（林徹調教師）

★8/30（土）新潟・日本海ステークス（芝2200m・混）木幡巧也騎手 結果9着

「前走は序盤置いて行かれる形も、今日はポンとスタートを決めてくれたので、ある程度の位置につけようと促していきました。道中はリラックスして走れており、勝負どころでの雰囲気も悪くなかったのですが…。始めに出していった分、終いはやや甘くなった印象。この馬なりに脚は使っているけど、今日は前も止まらずで展開が向かなかった部分はあると思います。ただ個人的には、もっと大事に運んでいって、最後の脚に賭ける競馬に徹する方が良さを活かせそうな印象を受けました」（木幡巧也騎手）

「現在は角馬場でダクと、馬場をハッキングキャンターで2400～3200m（上限20秒ペース）、坂路1本（15～18秒ペース）のメニューで調整中です。今週からハロン15秒台まで伸ばして進めています。昨日吉村調教師が来場し『入場した時よりも体が良くなったね』と話していました。いい感じで状態が上がってきましたし、この様子なら問題なく送り出せそうなので、このまま積み重ねていきます」（担当者）

現在はウォーキングマシン1時間とロンギ場で騎乗運動をおこなっています。レースによる目立ったダメージも見受けられなかったので、数日ほど舎飼で楽をさせた後、マシン運動を開始しました。早ければ来月上旬に本州の育成場へ移動予定とあって、今は並行してロンギ場で騎乗している段階。順調なら、今月下旬からはダート坂路にも入れて緩ませない程度に動かしていきます。

現在は坂路2本（上限20秒ペース）のメニューで調整しています。この中間も暑さの厳しい日が続いていますが、体調はキープできていることから、休まず乗り込まれています。まだ脚取りは重く映るものの、調教自体はしっかりとこなしていて、息遣いも特に問題ありません。早ければ今月下旬にも本州の育成場へ移動予定なので、夏バテに気をつけながら送り出しに備えていきます。