「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで2000～3000m（上限20秒ペース）、週2回は坂路1本（18秒ペース）のメニューで調整中です。周回コースで乗り進めても体に痛みなどが出てくることはなかったので、今週から坂路調教も織り交ぜています。その後も反動などはないですし、今週末からラストだけ15秒ペースまで伸ばすことも考えています」（担当者）

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを2400m、坂路1本（18秒ペース、週1回は15秒ペース）のメニューで調整中です。先週内視鏡検査を行う予定でしたが、獣医の都合もあり今週末に実施することに。18秒ペースで動かすぶんにはノドの音など聞こえないものの、やはり15～16秒くらいまで行くと気になってくるところ。とはいえ乗っていて悪い感じはないので、この後も乗り込みは継続していきます」（担当者）

チャンピオンヒルズで調整され、10日（火）に帰厩しました。

12日（木）に坂路コースで4ハロン55.1-39.3-25.5-12.4を単走で馬ナリに追い切りました。「ごく短期間の放牧ではありましたが、体と脚元のケアを施してもらい、火曜日の検疫で帰厩させています。権利があるうちに使いたく、そうなれば前走から中2週のローテーションとなるため、今週は馬なりで軽く気合いをつける程度の内容に。動きも状態面も特に問題ありませんので、これならば予定通り来週のレースに向かえそうですね。6/21（土）東京・相模湖特別（芝1400m・混）と阪神・舞子特別（芝1600m・混ハンデ）に特別登録を入れさせていただきますが、稽古でも右回りの方がスムーズに走れていますし、阪神の芝1600mは直線で内が空きやすい。癖を掴んでいる高杉ジョッキーが継続して騎乗できることもあり、いまのところ阪神の番組を本線に考えています」（藤野健太調教師）

「現在は屋外ダートコースでダクとキャンター3000～4000m（17、18秒ペース）のメニューで調整中です。先週よりもプラス8kgと数字もそうですが、食べたものが身になって見た目にも馬体が膨らんできたのが感じられます。ハリも出てきて毛ヅヤも良くなってと、速めに治療したことにより良化傾向にあるのは確かですね。いい時の柔らかみも出てきています。流れに乗れているので様子を見ながら段階を上げていくつもりです」（担当者）

「この中間も順調に進められています。来週の川崎の番組にも登録をおこなっていますが、ここは回避して再来週の浦和開催に向かう予定にしているところ。一度競馬を使ったことで状態は上がってきていますし、次はもっといい競馬が期待できそうですよ。心臓の感じもいい意味で変わりありませんし、しっかり仕上げてレースに向かいたいと思っています」（水野貴史調教師）

★6/14（土）函館・松前特別（芝1800m・混）横山和生騎手 結果12着

「今日はとにかく大外枠が厳しかったですね。ハナを取って運べたのは良かったものの、そこで脚を使ってしまいました。レコードが連発する時計の速い馬場も合わなかったですし、開催が進んで馬場が荒れてくれば、もっと上の順位にこれるはずです」（横山和生騎手）

今後について栗田徹調教師と協議した結果、ここで他厩舎に環境を変えて再出発を図ることになりました。
栗東・秋山真一郎（アキヤマシンイチロウ）厩舎への転厩が決定しています。
この後は三重県・名張ホースパーク内の優楽ステーブルで調整することになり、昨日12日（木）に移動しました。

「現在は角馬場でダクとハッキングキャンターのメニューで調整中です。昨日こちらに入場してきて、今日軽めに乗ってみたのですが、少しテンションが高い状態ですね。明日にはもう少し落ち着きそうですし、もっとリラックスさせて、時計を入れられるようになったら秋山調教師にアプローチを掛けようと思っています」（担当者）

8日（日）にWコースで3ハロン44.7-14.1を単走で馬ナリに追われ、11日（水）にもWコースで5ハロンから1.0秒先行して併せ、68.0-52.5-38.1-11.7を馬ナリに追い切りました。「2週間後のレースに向けて、今週は一段負荷を強めて追い切りをおこなっています。相手を先行する形で進め、最後は手応え優勢にゴールしたところ。動きの質は徐々に高まってきていますし、いつものルーチェロッサの感じに戻ってきましたね。来週、再来週としっかり追ってレースに臨む予定です。今のところ6/28（土）福島・松島特別（芝2000m・牝）に向かうつもりで考えていますが、梅雨入りしたので雨も多くなってくるでしょうし、明らかに雨が降るような予報だった場合には翌週の芝1800m戦にスライドすることも考えています。せっかくいい状態に仕上げても、渋った馬場だと持ち味を発揮できずにただ使うだけになってしまいますからね。このまま態勢を整えていきつつ、天気予報も定期的に確認しておきます」（相沢郁調教師）

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。10日（火）から15-15を開始しました。馬体に緩さを残しつつもここまで順調にペースアップを図れていることもあり、程よく気合いも乗ってきた印象で、追い切りにもスムーズに対応できています。このままコンスタントに回数を重ねて、帰厩態勢を整えていきます。

「現在は40分のウォーキングマシンのあとに、角馬場で常歩の運動をおこなっています。先週いっぱいはウォーキングマシン運動で様子見をし、週明けに歩様チェックをおこなったところ改善していたため、再度トレッドミルでの運動を開始。ただ、運動をおこなうと歩様が悪くなり、繋靭帯付着部のあたりにも若干触診反応があるんですよね。レントゲン、エコー検査では問題は見られなかったものの、トレッドミルで傾斜をつけるのが良くないのではないかと考え、少し早いですが騎乗しての運動をおこなっていくことにしました。プールも定期的に入れていて、今後も脚元を見ながら進めていくつもりです」（担当者）

★6/07（土）東京・由比ヶ浜特別（芝1400m・混ハンデ）伊藤工真騎手 結果10着
この後はトレセン近郊のヒモリファームで調整することになり、10日（火）に移動しました。

「競馬の形としては、こうやって内々をロスなく回るのがベストですよね。前走は外から出していったぶん最後苦しくなりましたが、今回は最後までしっかり脚を使えている。こうした競馬を徹底していけば、このクラスでも目処は立ちそう。Cコース替わりで内枠有利の状況でしたし、もう一列前から運んでいければ…と思う部分もあれど、あの馬場で、メンバーもさほど手薄ではなかった中でよくやってくれたと思います。結果としては2桁着順も、掲示板以下は接戦と着順ほど負けてはいませんし、芝の2勝クラスでもスピード負けすることなく競馬ができたのは収穫といえる。今後はダートに絞ることなく、選択肢を広げてみてもいいかもしれません。レース後も馬体、脚元ともに大きなダメージはないものの、二戦使って若干硬さが出てきたように感じられる。また節を空けないと狙った番組にも入りづらいため、このタイミングでひと息入れることにいたしました。軽くリフレッシュさせてから、3回中京開催（7/26～）または2回新潟開催（7/26～）に向かいたいと思います」（林徹調教師）

「現在はウッドコースでダクとハッキングを3000m、坂路1本（20秒ペース）のメニューで調整中です。口向きに難しいところのある馬ですが、今回は乗り役ともしっかりコンタクトが取れており、順調に乗り進められています。疲れも取れてきて体に苦しいところはなさそうですし、今までお預かりした中で一番調子はよさそうですよ。体はもう少しあってもいいくらいなので、乗り込みつつフックラさせていければと思います」（担当者）

10日（火）にキャニオンファーム土山に移動しました。

「現在は角馬場でダクと、馬場をハッキングキャンターで2400～3200m（上限20秒ペース）、坂路1本（17秒ペース）のメニューで調整中です。体が少し萎んだ感じがしますが、疲れはほぼ抜けて問題のない状態。まずは体を戻そうと思っていますし、次は札幌予定と聞いているので、輸送のことも考えてつくっていくつもりです」（担当者）

「ダートコースでダクとハッキングキャンター1800m、600mの坂路を2本（17秒ペース、週2回は15秒ペース）のメニューで調整中です。畑端調教師からは『近いうちにトレセンに戻す予定』と聞いていますが、あまり速い追い切りは必要ないタイプなので、帰厩が近いがあえて15秒よりはペースを上げないようにしています。心身ともに気になるところはないので、この状態をキープしていくつもりです」（担当者）

☆6/15（日）阪神・武庫川特別（芝1200m・混）西塚洸二騎手

8日（日）に坂路コースで4ハロン59.4-42.7-28.3-13.5を単走で馬ナリに追われ、11日（水）にも坂路コースで4ハロンから1.0秒先行して併せ、54.3-38.4-25.2-12.7を強めに追い切りました。「昨日の最終追い切りは2歳馬との併せ馬を実施。プリンスノットが誘導役として4～5馬身ほど前を行き、終い迫る相手にも譲らず同入といった内容です。降雨の影響で坂路の馬場もそれなりに重たくなっていましたが、最後まで力強い動きで登坂できていましたよ。しっかり追ったのはあれど思ったよりも速い時計が出たかなという印象で、内容も悪くないかな。除外続きでもいい意味で状態は変わらず来れており、硬さなども見られません。それなりのデキで競馬に送り出せるかなと思います。今週登録していた6/14（土）阪神・安芸特別（ダ1200m・混）は特別登録の段階で除外濃厚。水曜の想定から回避馬が出てきそうな雰囲気もなかったため、問題なく入るこちらの番組に向かうことにいたしました。もともと芝でも堅実に走っているものの、今回は差し脚を活かしてどれだけやれるかといったところでしょうか。パンパンの馬場で時計決着となるのは避けたくも、幸運にも週末は雨予報ですからね。時計がかかってくれば面白そうですし、見所ある競馬を期待したいと思います」（小椋研介調教師）