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2025/4/23(引退)馬体重: |
入院馬房への移動後に一時的な熱発がありましたがすぐに回復し、獣医から検査の許可も下りたため、昨日22日(火)にMRI検査を実施しています。 検査の結果、左前の種子骨間靭帯に炎症を起こしていることが判明しました。またレントゲン検査で確認されたように左前の種子骨が一部変形している状況で、靭帯炎症の影響により骨の一部が融解したと考えられます。 種子骨の融解というのは非常に稀な症例であり、国内で明確な治療法は確立されていません。外科手術または自然治癒で様子を見るという選択肢もありますが、どちらも完治に至る可能性は限りなく低く、おそらく慢性的な跛行が残るというのが獣医の見解です。 検査結果や獣医の見解を踏まえ小椋研介調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。今後はJRA競走馬診療所に寄贈し、加療に努める予定です。 また今回は種子骨骨折という形で見舞金6号が適用となり、抹消給付金が支給されます。 「まずは未出走のまま引退となったこと、出資会員の皆さまにお詫び申し上げます。なかなか快復の兆しが見られず、痛みの原因もはっきりと掴めない状況が続きましたが、短期間で骨が融解してしまうというのは予想だにしなかった出来事でした。もっと早く何かできることがなかったかと自分としても悔しい気持ちでいっぱいです。JRAの獣医もほとんど見たことがない症例で、治療法として挙げられる手術も、どこまでこの馬に適用されるか実際に行ってみないことにはわからない。今後の見通しがほとんど立てられないなか、何がこの子にとってベストかをクラブとも協議し、この選択に至りました。競走馬としてデビューさせてあげられなかったことは残念ですが、JRAの施設でより詳しい検査を行ってもらえるでしょうし、この先の医療の発展に繋がれば何よりです」(小椋研介調教師) |