この中間も様子を見てきましたが、右前肢の裏に若干の腫れが出てきたので念のためエコー検査を実施したところ、浅屈腱炎を発症していることが判明しました。患部の損傷率はコア型で26%。全治には相当な時間を要する見込みで、長期休養後には競走馬として復帰できる可能性はありますが、現状まだ未勝利という事も踏まえて運用継続による採算性等を考慮した結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。
なお、本馬は明日9月25日(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。
ディアイライザ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。
「最初は膝のあたりに触診反応があったため、先週レントゲン検査をおこない問題ないことを確認したのですが、今週に入って右前の裏がモヤっとしてきました。常歩は依然として問題ないものの速歩になると若干気にする素振りもあったんですよね。激走の影響で脚に疲れが出ただけであってほしい。何も異常がなければ...という願いはむなしく、残念ながら浅屈腱炎と診断されてしまいました。これまでの経験がようやく実を結びつつあり、前走ではこれまでで一番の走りができていただけに痛恨の極み。ここにきて馬がグッと良くなっていましたし、ここからディアイライザ本来の走りをさせられると思っていた矢先だったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。格上挑戦で3着に来たように、この先も噛み合えばやれる能力があるのは間違いないところ。会員の皆様にもようやくいい走りをお見せできた直後でこのような事となってしまい、大変申し訳ありませんでした」(加藤和宏調教師)