14日(火)の調教後、歩様に若干の乱れが見られ、昨日15日(水)の朝には右前球節に熱感と腫れを確認。
念のためレントゲンを実施したところ、右前脚第三中手骨の骨折が認められました。
獣医からは復帰には相応の休養期間が必要と診断されています。
それを受けて管理する佐藤裕太調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、このタイミングで匿名組合契約を終了することといたしました。近日中に地方競馬登録を抹消し、今後はオカダスタッドにて繁殖牝馬となる予定です。
「まず、このようなご報告をする運びとなりましたことを深くお詫び申し上げます。簡単に経緯を説明させていただきますと、14日の調教後に歩様の乱れを確認しており、その時点では昨年9月に落鉄、挫跖した際の歩様と同程度の症状と見られました。トモ脚で前脚を突いたのか蹄叉が傷ついていたので、その日は鉄橋蹄鉄を履かせるなどの対応を行っています。その後、一日経過してから右前の球節に熱感と腫れが出てきたため、レントゲン検査を実施したところ骨折が判明いたしました。現在はギプス包帯を巻いて部位を固定しており、歩行は行える状態です。全治について複数の獣医師に意見を求めましたが、調教を再開するまでにも最低で半年はかかるという見解は共通しているところ。また、現在骨折部位は開ききっていはいないものの、今後開いてくる可能性もあり、場合によっては手術が必要となることを指摘されています。獣医の診断、年齢的なことも考慮しクラブ側と協議を行ったところ、今回の判断となりました。昨年夏に船橋へ移籍してきてから6戦4勝、つい先日は準重賞制覇と厩舎の期待に応え続けてくれたラブリアージェ。厩舎としてもこの半年間は非常にやりがいがあり、とてもいい時間を過ごさせていただきました。重賞挑戦という大きな目標も目前に控えていただけに、こうした形で現役を引退させることになりスタッフみな悔やんでも悔やみきれない思いがあります。ただ、繁殖に上がれると聞いて安心しましたし、お母さんになっていい仔を送り出してくれることを期待しています。改めて、この度は申し訳ございませんでした」(佐藤裕太調教師)