帰厩後はじっくり立ち上げていたのですが、昨日の運動後に右前肢に熱感を確認し、様子を見ていたものの今日になっても引いてこなかったことからエコー検査をおこなったところ、浅屈腱炎を発症していることが判明しました。患部の損傷率はコア型で21%。全治には時間を要する見込みで、年齢的なものを踏まえて加藤和宏調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。今後はオカダスタッドにて繁殖牝馬となる予定です。
アメトリーチェ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。
「じんわりと進めながら年明けの障害戦を目指そうと思っていたのですが、昨日の運動後に右前肢が嫌な腫れ方をしたので水冷などの処置をしながら様子を見ていたのですが、今日も変わらずといったところで検査をおこないました。結果としてこのようなことになってしまい、大変申し訳ない限りです。まだ速いところなどをおこなっていない中でのものだけに、もしかしたら回復し切れていなかったり、脚元にまだダメージが残っていたのかもしれません。前走でようやく障害戦に目処を立てただけに、引退までに何とかもう一花咲かせてあげたかったですよ。ただ、準オープンまで上がった馬を大きな事故に巻き込んだりせずに、繁殖として送り出せることには少しだけホッとしています。馬格もあって良い仔を産んでくれそうですし、今後はお母さんとして頑張ってくれることを願っています」(加藤和宏調教師)